もぬけるから

旧い私の記録

新生帰省

北海道に帰ってきた。

 

1年以上違う場所に住むと、通り過ぎる駅名が新鮮に感じられちゃうな。さみしいもんだ。

電車は20分待ちで当たり前なのに、ちょっとなにか起きたのか考えちゃったからもう感覚が薄れている……

車内には動画の広告なんてないし棚の上には余白が広がっている。中吊り広告と少しのステッカーほど。落ち着く〜〜

東京は車内が忙しなくてやなんだよな。山手線とか情報に溢れてて。どこに目線をずらしても、ぼんやりできない。

 

やばい。最寄駅がミニチュアみたいだ。異世界感。ちっこい。

 

絨毯を靴下で踏むのがおそらく半年ぶりです。下駄履いたあと素足で歩くみたいに足裏がふしぎ。

ところどころ家が変わってるよ……

 

感覚がおかしいな。違和感ばっかり感じるや。

ぶっちゃけありえる

プリキュアが15周年だそう。

今のプリキュアのアニメに初代のプリキュアが登場したらしいし、今年の映画にも出るみたい。調べたら、期間限定でアニメ無料公開してるのね。見ながら書いてる。

私は、プリキュア初代の世代だった。だから、初代プリキュアのなぎさやほのかを街角のポスターで見かけるたびにちょっと嬉しい。

当時は保育園児だったけど、変身の道具であるカードコミューンはもちろん、塗り絵からボードゲームまではまってたなあ。

 

 

強い女の子にぼんやりとした憧れがある。

精神的強さも、肉体的強さも、全てが眩しい。

 

高校の時は、涙を見せず、弱音を吐かず、みんなを守れる人になりたかった。

担任にそれは誰のための強さかと諭されて、これは逆に弱いのかもと気づいたけど、非現実的な理想とわかっても、そこまで強くなれたらなと思うときもある。

 

今は特に劇団の新人に指導する際に思う。

新人を見て思う。自分は去年、どのくらいできていたっけ。

新人を応援しながら思う。自分は今、これができるだろうか。

 

自分ができてないことを人に教えるなんておこがましい。できるようになってから言いたい。だから、もっと変わらなくちゃ。

 

強くなりたい、と思うとき、いつのまにか強さのイメージとしてプリキュアの戦闘シーンを思い描くようになっていた。敵であるザケンナーを蹴りやパンチで倒していく。当時は女の子が肉弾戦をすることが嬉しかった。

小さい頃の憧れは人にどのくらいの影響を与えるんだろうね。

触れていたときはわからなくても、何年も後から気づくんだなあ、影響って。

白衣に対する憧れも、科学部でもあるほのかの姿からかもしれない。ザ・文武両道でかっこよすぎるよ。友達みんなほのかが好きだった。

おもちゃのカードコミューンキュアホワイトになれればな。

 

だからか。去年の夏、いつも優しい先輩が見事な腕立てを披露したときに無性に憧れたのは。他にも、先輩がかっこいい瞬間はいくらでもあった。美しき上腕二頭筋三角筋、割れた腹筋、よく通る声、キレのある動き、即興の面白さ……

 

先輩が自主的に筋トレやストレッチをするのを見かけるたび、我が身を振り返る。役者として、今のところ二つ現場が待っているのに、自分はついてけるかな。

いや、頑張ろ。いつか私もかっこいい姿を後輩に見せれるようになるんだ。

 

強くなりたい。もっともっと。

去年の夏も思っていたけど、私はまだまだ強くなりたい。

身体的にも、精神的にも、強さを手に入れたいよ。

 

 

とりあえず、プロテイン飲んどいた。

平和を脅かす敵がいつ来ても大丈夫なように、少なくとも筋肉は鍛えておこう。

味の対比効果

f:id:orangengine:20180805204232j:plain

寮食でスイカが出た。もとから夕食用におにぎりを食べてたんだけど、寮食に駆け込んだらありつけた。3日前から冷蔵庫でお預け状態だったスイカがやっと食べられて嬉しい。

1人1切れが基本だけど、余ったら食べてよいので、合計4切れ食べた。美味しい。塩も用意されてたからかけたけど、甘くなるなあ。塩は偉大。4切れも飽きずに食べきった。お腹ぱんぱん。

 

夏。所属劇団には、スイカより夏らしいイベントがある。

8月3日から、所属劇団の新人を鍛えるための5日間の身体訓練というのが始まった。今年は2年代として、新人をサポートする役割をしている。

朝10時から18時まで、筋トレや円陣などの身体を使うメニューから始まり、午後はお客さんにどう見せるかを考えるメニューを中心にこなす。めちゃくちゃしんどくて、心が折れそうになる者もいながら、みんなで乗り越えていく。

新人を見ながら、できない子がいるたびに去年の自分を重ねてしまって、胸がきゅってなる。私も今の新人のように身体訓練を受けた。夏から9月中旬の新人公演にかけて、充実していたけど、苦しかったことも思い出される。自分の出来なさを思い知り、同期にいっぱい迷惑をかけていた。身体が使えない、筋力がない、声が出せない。比較的体が丈夫で、倒れず、夏はほぼ全日行けたのはよかったけど、見られる自信もなかった。評価する人の目が怖くて、見られないところで練習したかった。

 

でも、身体訓練最終日、覚えてる場面がある。身体喪失という動かす四肢をだんだん制限するダンスメニューの時のこと。その時、一番恐れていた新人を教えるリーダーの目を奪うことを真剣に考えていたのだ。動きながら、その先輩の目線がこっちに向くように必死にアピールして、どんどん見てもらおうと思った。釘付けになるくらい、ほかの同期に移らないよう、私だけを見てくれ!と思って動いていた。

その後の先輩からのコメントは、珍しく褒め言葉だった。一番目立っていた、と言ってくれたのだ。

なんかが外れて、殻を破ったようだった。極限状態だったからなのか、原因はわからないし、多分同じダンスは二度とできない。けど、これからもあの瞬間のこと忘れないと思う。

 

 

私にとって初めての後輩になる新人は、まだ足りないところもあるけど、とっても面白い。それぞれ個性が見えてきて、新しい面もわかってきた。

 

今年の新人にとっても、身体訓練が、新人公演稽古が、スイカにとっての塩のような期間になればいいのだけど。身体訓練では褒められるだけじゃなくて、時には怒号を浴びる。それでも、できればめげずに食らいついてほしい。どこかで殻が破れるといい。新しく成長できるといい。新人それぞれの個性を壊さず伸ばし、より美味しくなるような時間に。

私も頑張って自分の甘々なとこは隠し味に、みんなのよさを引き出せる塩になりたい。

 

夢語り

木曜日、久しぶりに起床する夢を見た。

現実で目覚めてると思ってるやつ。

それも起きた時には既に集合時間を過ぎてパニクってるやつ。

私の夢は基本的に友人が出てくるのが多いから、私一人自室で焦ってる夢っていうのは珍しい。最近は悪夢をなかなか見ないので尚更。起きて感心しちゃった。

まあそんなことしてるから本当に遅刻してるんですが。

目覚めたら確かにぎりっぎりの時間で、デジャヴな現実やってきました。電車遅延してて1つ前の急行乗れたのは救いだったけど。

 

朝9時に集まって、10月の公演のフライヤー写真撮影。それから今日は1日アトリエの大掃除をして、お昼は同期と今年初のカキ氷。夕方は新人たちの宣伝用の写真を撮って、友人の1人とバーに入って話した。めっちゃ活動した1日だったな。

 

人の縁とか運命とか、元から少し信じるたちだったんだけど、今日もまた感じてしまった。バーの2人は、同じような出来事を抱えていたから。このタイミングで、こういう話を相手から聞くの、あまりにも偶然にしてはできすぎてる。引き寄せられたの?って思う。

まるで誰か私の日々の作者がいるみたい。

あの出来事の先には、このバーで話すってことが決まってたのかなあ。

 

主体でいようとするのが辛いのかなんなのか、時々物語として出来事を結びつけてしまう。俯瞰して、ちょっと長いスパンで振り返ってみる。あそこで伏線が張られてて、ここで回収されて、みたいな。

自分の体験を人に話すと物語ることになっちゃう。なんだか、相手にわかりやすく、客観的に説明しようと口に出した時からぱつんと自分のものじゃなくなっちゃうみたい。思い出が、口から溶け出してゆく。チューブから出したばかりの記憶の絵の具に、水を足していくよう。

ぼんやりと話しただけでも、手放してしまったようで、さみしい。日記に書くときは、感情が整理されるけど、別に私の思い出で変わらないのにな。

 

 

毎日、覚えてる覚えてないに関わらず、夢を見る。だから、支離滅裂でも、頭の中ではストーリーを書いてる。

夢の中、私は私の姿でいることがほとんど。たまには違う人物になりたいんだけども。自分の姿がわかるのは、カメラが切り替わってるから。毎朝私が主役のドラマを見てる。自分の目線と自分を見ている目線がある。

夢のなかの視点は一体誰なんだろう。

誰がカメラを回してるんだろう。

夢は、私が私に話してる物語なのかな。

どこかの世界のもう1人の自分の物語だったりしたら楽しいな。夢を通して私に話すなら、濃度が薄くならないからいいな。

もう1人の私は遅刻、怒られてなきゃいいけど。

聖なる夏

8月だ!夏だ!夏休みだ!!!!

レポート書き終わって無事提出しました!!!!

 

レポートとか勉強するときは集中のために歌詞なしの曲、ギターじゃかじゃか鳴るインストとかジャスっぽい曲を聴いてたんで、松田聖子がカロリー高くて美味しいです。

松田聖子は夏の曲が多い気がする。好きな曲が夏っぽい?

YouTubeに上がってる動画はザ・ベストテンが多いんだけど、ざつーな司会の絡み方も心地よくて時代を感じる。

めっちゃ松田聖子かわいいのよね。

高3くらいにはまってから、ずっと好きだな。

一番好きなアイドルかも。

やくしまるえつこへの憧れと成人式のために髪を大学1年から伸ばしてるけど、聖子ちゃんカットも憧れとかではある。

やくしまるえつこになりたい欲が強まってたけど、松田聖子(1980年代ぐらい)もいいな。なりたい。

 

心のべとべとしたものを洗い流して、綺麗さっぱり爽やかな日々を迎える。海を見にいく。クリームソーダを飲む。

あー、夏がはじまったなあ。

 

寄り道

レポートに追われている。

水木金と毎日レポートを出した。二日連続で昼夜逆転生活してしまって、身体にはわがままばっか言ってしまったなあという気持ち。

とりあえず今日は身体に休んでもらう。

 

レポートやると決めた日はだいたい最寄り駅から家までの徒歩五分程度の道にあるコンビニとスーパーに寄っている。

門限前にご褒美を先に買ってしまうのだ。

最初は一番価格帯が安いスーパーに行く。

アイス、デザート、甘い飲み物のコーナーを吟味して、見つからなかったら、コンビニにする。コンビニは帰り道にファミマ、ローソン、セブンが揃っているので、順々に。

優柔不断なんだよなあ。なかなか決められないし、一番最後に寄るセブンに行ってからやっぱりファミマに戻ったりする。

正直、一人暮らしにしては無駄遣いで小中学生の頃の私には信じられない行動だけど、いいこともあってね。自分の欲求に当てはまるものへの感度が高くなるっていうだけだけど。

どうしてもソフトクリーム!な日も、どうしてもチーズ!な日もあった。そうすると探すのが楽になんだよね。だんだんこれは今日じゃない、とかって食べたいものの命中率が高まっている気がする。

 

レポートに追いかけられると、逃げたくなるじゃないですか。そんな感じで、やらなきゃいけないことがあるほど、やりたいことが見えてくることってあるんだよなあ、今やることじゃないのに。というわけで、帰りの電車はこれを書いてみた。今日はなんの気分だろう。

しおわる

昨日、とある先輩に「お前はいつ死んでもいいと思うか」と聞かれたので、まだやりたいことがあるので死ねないと返した。死にたみはあっても、まだ死にたくはないかなあ。

思い浮かんだやりたいこと、諦めないように記しておく。

◯未成人式を二十歳になる前に実行する

◯二十歳の誕生日に今までの自分を凝縮した一冊を贈る

◯市街劇に関わる

 

本当は書ききれないほどあるけど、とりあえず。願いは表した方がいいもんね。今日は七夕だ。

やり終わったら、死んでもよくなるかしらん。