もぬけるから

旧い私の記録

diery

灯したキャンドル 白い舞台
時計の針が逆らえば
升目にも 罫線にも 囚われず
鉛筆はうたう

机上の一人芝居 シチューの残り香
鍵をかけたまま
海へ手放せ
身投げの代わりに

食べかけのビスケット 物語られる日々
ともに生きた一冊の
最後のページを
君に託して

 

 

「dreaming-ホエル」千穐楽ポエトリーリーディングの場面にて暗唱した自作散文詩

脚本中に出てくることをテーマに、1分程度の詩を書くことが課題だった。

本当は夢について書きたかったんだけど、脚本の都合上、主宰さんに止められてしまった。このテーマには心が揺れてないのに詩書くなんて無理なんじゃないかと思ったけど、なんとかできるもんだね。散文詩も悪くない。

振り返らずに永遠に眠っていたいや。けど目覚ましは鳴るし、強くなりたいなあ。