もぬけるから

旧い私の記録

はらぺこどくむし

読みたい。

読みたすぎる。

 

あなたの文章が読みたすぎる。

 

ある時、というかだいたいいつもそう。

LINEはできないくせに、Twitterは見れる。

発信ややりとりはできないくせに、受信はできる。

 

気だるくお布団に潜りながら、黙々とスマホだけ動かして、虚無。

 

 

あなたの書く文章が読みたい。ひもじい。

なんでもいい、内容がなくても、整ってなくても、あなたの考えること、感じたこと、なんでもいい。

  

ある先輩の文章をおかゆだと思ったことがあった。

優しく柔らかく、白くて、食べやすくて吸収しやすい。

けれど思えば大体の好きな人たちの文章はおかゆみたいなものだった。

何もしたくない日でも人の文章は読みたいんだよ。何も食べなくても、好きな人たちの文章だけで生きていけるような気がしてしまうの。

牢獄に閉じ込められても、毎日好きな人たちの文章がご飯がわりに出ればいい。試しにやってみます?

……ごめん、やっぱご飯もほしいです。

 

でも、もらってばっかりじゃだめだよね。いつまでも人に頼ってることになっちゃう。

流動食だけじゃなくて、歯ごたえあるものも食べたほうがいいし、そもそも自炊しなきゃ。

自分で炊飯器を持てば、おかゆも、おこわも、なんだってつくり放題なのに。

いっぱい作れば、もしかしたら隣のあなたにおすそ分けできるかもしれないし。食べれる代物かわかんないけどさ。

ひもじいけど、食糧は貴重なので、何日にも分けて食べたこともある。炊きたてで一時間も経ってないようなほやほやの文章に気づいて、小躍り。でも一気にかきこまず、5日間くらいに分けて食べた。最後の方はもはや干し飯だった。けど美味しかったよ。あ、干し飯っていったら教科書に載ってた「ちいちゃんのかげおくり」を思い出すな。まさしく私も戦時中のようなものなのだ。

 

 

友達の文章が読みたすぎて、お腹が空いて、困り果てた。

から、図書館に走った。書店に駆けてった。

本を手当たり次第借りて、買って、読みふける。その人の文体と似てる作家に出会ってちょっとまどろむ。

 

活字の海に身を投げて、あなたの味を忘れようとした。

 

でも、陸に上がった時に思い出すのはその人の文章で。

遠くの、知らない大先生より、私はあなたの文章が読みたいんです。

わがままです。

 

 

愛読者の督促状(リマインダー)って、なんかコナンの映画タイトルみたい。つまんなそう。なんか封筒に爆弾仕込んでそう。愛しい原稿用紙が爆破で吹っ飛び灰になる。ちゅどーーん!

ああ、そんなことはよしてください。もったいない。

犯人もさ、どんな恨みつらみがあるとはいえ、文章は悪くない。だからさ、爆破する前にちょっとその原稿渡してちょうだい、ね?

 

ネクストコナーンズヒント!「深夜テンション」

はい!今日の放送はここまで!

 

 

 

・・・・・・つまりは、あれだよ。いろいろ読ませていただき日々感謝してます。おかげさまで美味な文章ばかり食べているので私はグルメになれそうです。お体に気をつけて、これからも文章を綴っていただけたら幸いです。

え、自炊ですか?この有様ですよ。